Accellera、機能安全の共通記述言語「FSL 1.0」を正式リリース

2026年10月21日、EDAおよび半導体IPの標準化団体Accellera Systems Initiativeは、機能安全情報を記述・交換するための標準言語「Functional Safety Language(FSL)Standard 1.0」の正式リリースを発表した。

プレスリリース

FSLは、機能安全に関する情報をEDAツールや安全解析ツール、半導体IPベンダ、SoCメーカー、システムメーカー間で共有するための共通言語およびデータモデル。Accelleraは今年7月にDraft 1.0を公開し、パブリックレビューを実施していたが、今回Accelleraの理事会が正式規格として承認した。

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FSL 1.0は、故障モードや安全機構、診断カバレッジなどを分析するFMEDA(Failure Modes, Effects and Diagnostic Analysis)の作成・交換を標準化するもので、半導体IPからSoC、システム全体に至る階層的な安全解析データの統合・再利用を可能にする。

また、設計初期の仮定に基づく安全解析と、実際の設計データを用いた安全解析の双方に対応。故障注入などの検証結果をFMEDAに反映する仕組みも備えており、設計・検証と機能安全解析を連携させたEDAフローの自動化を促進する。

FSL 1.0はTcl構文をベースとした言語で、ISO 26262やIEC 61508といった既存の機能安全規格を補完する位置付けとなる。

Accelleraは今回の正式リリースにより、ツールや企業をまたぐ機能安全データの相互運用性向上と、安全解析作業の自動化・効率化が進むとしている。

FSL 1.0の仕様書はAccelleraのWebサイトから無償でダウンロードできる。

Accellera Systems Initiative

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2026.10.23 NEW )