MIPSがフィジカルAIを狙ったRISC-VベースNPUをリリース

2026年1月5日、現在はGlobalFoundries傘下となっているMIPSは、ラスベガスで開催中のCESに合わせてRISC-VベースのNPU IP「MIPS S8200」を発表した。

プレスリリース

新製品「MIPS S8200」は、自動運転/ADAS、産業ロボティクス、組み込みプラットフォームなど「自律型エッジ(autonomous edge)」で、クラウドに頼らず低遅延・高効率にAI推論を回す「Physical AI」を主要ターゲットとしたNPUで、RISC-Vアプリケーション・コアとAIエンジンを密結合し、ベクタ/行列演算の双方を加速する「スケーラブルNPU」として設計されている。MIPSによるとクラスタ化により「MIPS S8200」はそのパフォーマンスを数十~数百TOPSまで拡張可能ということだ。

「MIPS S8200」についてMIPSが強調するのは、単にTOPSを積むタイプのアクセラレータではなく、「ソフトウェア・ファースト」で開発を前倒しするという設計思想で、そのための仮想プラットフォーム「MIPS Atlas Explorer」を用意し、シリコン完成前にモデル最適化やHW/SW協調設計を進められる環境をユーザーに提供する。

MIPSによると、ロッキード・マーティン社の子会社であり航空宇宙・防衛向けのミッション・クリティカルなチップを手がけるForwardEdge ASIC社が、先進的な自律プラットフォーム用ASICに「S8200」を採用したとのこと。すでにリード顧客向けにサンプリング中で、2027年には「S8200」を搭載したリファレンス評価プラットフォームのサンプリングも計画しているという。

MIPS