中国Arkmicroが車載SoC向けにSiFiveのRISC-Vプロセッサを採用

2024年8月30日、RISC-Vプロセッサを手掛けるSiFiveは、中国Arkmicro Technologiesへのライセンス供与を発表した。

プレスリリース

Arkmicroは中国の深圳に本拠置く2000年設立のファブレス・ベンダで、元々はデジタル・ビデオ向けのプロセッサなどを手掛けていたが、近年は車載インフォテイメント向けSoCなど車載製品に注力している。

発表によると今回Arkmicroが採用したのは、SiFiveが提供するAutomotive向けのRISC-Vプロセッサで、Arkmicroは同製品をハイエンド自動車SoCチップに統合する予定。

SiFiveのAutomotiveシリーズ製品の構成は以下の通り。全てISO 26262およびISO 21434認証を取得している。

■32ビットE6-Aプロセッサ・ファミリ
・E6-ABプロセッサ:ASIL B対応、リアルタイム・アプリケーション向け
・E6-ADプロセッサ:ADASおよび安全アプリケーション向け
・E6-ASプロセッサ:ロックステップ・モード、ASIL D対応

■64ビットS7-ADプロセッサ・ファミリ:高性能な機能安全アプリケーション向け

Arkmicroの車載製品は、BYD Auto、Chery Automobile、SAIC Motorなど中国大手自動車メーカーに量産採用されており、SiFiveは今回のArkmicroの採用を受けて、自動車エレクトロニクスにおけるRISC-Vの採用を加速すると意気込んでいる。

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