RISC-Vプロセッサの出荷数が20億個を超えたSiFive、 Essentialシリーズ 第4世代製品をリリース
2024年6月25日、RISC-Vプロセッサを手掛けるSiFiveは、ドイツで開催中のRISC-V Summit Europe 2024でEssential製品ファミリーのメジャー・アップグレードを発表した。
SiFiveのEssential製品ファミリーは、同社のRISC-Vプロセッサの基本シリーズと言える製品群で、今回第4世代目の製品8品種がリリースされた。
※画像はSiFive発表資料掲載のデータ
SiFiveによると、組み込み用途で多くの実績を誇るEssential IPは、携帯電話、センサー、SSD、FPGA プラットフォーム、監視カメラ、スマートウォッチなど、数十億の製品ですでに使用されているとのこと。すでにSiFiveのコアを用いたRISC-Vベース・チップの累計出荷数は20億個以上ということで、その大半はEssential IPが採用されているようだ。
今回、製品のアップデートにより、パフォーマンス向上、電力効率向上、インターフェイスの柔軟性向上などが図られており、実行時の消費電力を最大40%削減できるとのこと。また、オンチップメモリの選択、ペリフェラル、フロントポート、電源管理、セキュリティ、デバッグ/トレース機能など、プロセッサ構成における様々なオプションも拡充された。
第4世代のEssential IPファミリは既に出荷が開始されている。