13年10月の世界半導体市場は前年比7.2%増の270.6億ドル、単月売上額の記録更新
2013年12月4日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2013年10月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2013年10月の世界半導体売上は前年同月比7.2%増、前月比0.8%増の270.6億ドルで先月に続いて単月売上記録を更新した。単月売上が前年実績を上回るのはこれで6ヶ月連続、前月実績を上回るのは8ヶ月連続となる。
アナリストなど、市場関係者の大半は今年の半導体需要はQ3がピークと見ているが、Q4最初の10月は傾向として年間売上の頂点に位置しており、今年も例年通りの高い実績を残した。つい先日、WSTSが今年の半導体売上額の予測を発表したが、今年は既に売上累計2530億ドルで、最終的には前年比4.4%の成長で史上初の売上3000億ドル超えを達成する見通しとなっている。
2013年9月の売上を地域別でみると、前月比/前年比ともに日本以外の全ての市場でプラス成長、前月比/前年比ともに最も伸びたのは北米市場だった。日本市場は為替レートの影響でドルベースで算出されている前年実績をが大きく下回る格好となっているが、売上の推移としては5-7月よりも8-10月の方が平均売上額が5.8%伸びている。
※SIA
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.12.05
)