TSMCが16nm FinFETプロセス向けにSynopsysのカスタム設計環境「Laker」を認定
2013年9月8日、Synopsysは、同社のカスタム設計環境「Laker」がTSMCによって16nm FinFETプロセス向けツールとして認定された事を発表した。
発表によるとTSMCは同社の16nm FinFET process Design Rule Manual (DRM) V0.5にて、Synopsysのカスタム設計環境「Laker」(旧SpringSoft社製品)を認定。合わせて同16nmプロセスのPDK(プロセス・デザイン・キット)を用意した。このPDKは「iPDK」と呼ばれるツール環境に依存しない相互運用性の高いPDKでSynopsysの「Laker」をはじめとする各種EDAツールで使用可能。Synopsysは、TSMCと共に「iPDK」の利用促進にも力を注いでいる。
「Laker」はTSMC 16nm FinFETプロセスのサポートにあたり、レイアウト機能などFinFETデバイス向けの各種機能追加、機能強化を実施。最新の「Laker」は、TSMCの180nm-16nmまでの幅広いプロセスに対応している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.09.10
)