Accelleraがオープンコアプロトコルの資産をOCP-IPから譲り受け規格標準化にテコ入れ
2013年10月15日、ハード設計/EDA関連規格の標準化組織米Accellera Systems Initiativeは、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPからOCPの技術資産を譲り受けた事を発表した。
OCPは半導体IPの再利用促進を目指すオープンなインタフェース・ソケット規格で、同技術の標準化と普及を目的とした非営利団体OCP-IP(Open Core Protocol International Partnership)によって開発されていた。
発表によると今回OCP-IPは、OCPに関する資産をAccellera Systems Initiativeに譲渡。Accellera Systems Initiativeはこれを受け入れ、同組織が策定、標準化しているIP-XACTやSystemCなどの業界標準規格との補完も含めOCP規格の標準化のてこ入れを行っていく計画だという。
Accelleraはここ数年で、Open SystemC Initiative (OSCI)、Virtual Sockets Interface Alliance (VSIA)、SPIRIT Consortium、そして今回のOCP-IPと個別規格の標準化団体を次々と吸収・合併しており、ハードウェア設計および設計言語関連の標準化を取りまとめる業界最大の組織として、規格の開発および推進の合理化を図っている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.10.16
)