STマイクロ,ARM,Cadenceの3社がバーチャル・プロトタイプ向けに3種類の標準インタフェースを開発

2013年7月29日、STMicroelectronics, ARM, Cadenceの3社がバーチャル・プロトタイプにおけるモデルとツールの相互運用性を高める3種類の標準インタフェースを開発したことを発表した。


発表によると3社は、システム記述言語SystemCのTLMをベースとした以下の3種類の標準インタフェースを共同開発し、これをハード設計/EDA関連規格の標準化組織米Accellera Systems InitiativeのSystemC Language Working Groupに提供。同インタフェースは Apache 2.0 open-source licenseの下でAccelleraのWebサイトでダウンロード可能となっている。

・割り込みモデリング用インタフェース
 異なる企業が作成したモデルをシームレスにインテグレーション

・レジスタ監視用API
 ツール環境を問わずレジスタ値の更新および表示が可能

・メモリマップ モデリング用インタフェース
 バーチャル・プラットフォームでのデバッグ効率を改善

Accelleraはインタフェースを開発したSTMicroelectronics, ARM, Cadenceの3社と共に、これらインタフェースの完全な標準化に向けて活動を進める計画だという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.07.31 )