Synopsysが画像認識向けのASIP開発をターゲットとした「Embedded Vision Development System」を発表

2013年4月25日、Synopsysは、画像認識向けのASIP(特定用途向けプロセッサ)開発をターゲットとした「Embedded Vision Development System」を発表した。


発表によると「Embedded Vision Development System」は、同社のカスタム・プロセッサ開発環境「Processor Designer」とプロトタイピング・システム「HAPS」をベースとしたもので、「Processor Designer」で開発したASIP(RTL)を迅速に「HAPS」に実装できるだけでなく、画像認識向けのASIP開発用に検証済のデザイン例も用意されており、それらを利用してASIP開発を効率的に進める事ができる。また、「Processor Designer」はもともとC/C++で記述された既存資産や機能をサポートしているが、同「Embedded Vision Development System」に付属するモディファイ可能なプロセッサ(デザイン例)では、OpenCVライブラリによって提供される機能を全てサポートしているという。

Synopsysによると「Embedded Vision Development System」は、ADAS(先進運転支援システム)、AR(augmented reality)、ロボティクス、 advanced driver assistance systems (ADAS), augmented reality (AR), robotics, 監視システム、ジェスチャー・コントロールといったアプリケーション向けのASIP開発を想定したもので、既に製品パッケージとしてリリースされている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.05.13 )