Achronix、Intel 22nm FinFETプロセスを用いた高速FPGAをSynopsysのツールでテープアウト

2013年5月8日、Synopsysは、FPGAベンダAchronixによる同社のEDAツールの成功事例を発表した。


Achronixは、Intelの先端プロセスを用いて製造する高速FPGAで知られる新興FPGAベンダで、既に顧客への出荷を開始しているIntel 22nm FinFETプロセスを用いた高速FPGA「Speedster22i」を、Synopsysの配置配線ツール「IC Compiler」および物理検証ツール「IC Validator」を使ってテープアウト。両ツールを社内設計フローにおける標準設計ツールに採用した。

Achronixは、顧客に提供する自社デバイスの設計環境にSynopsysのFPGA向け論理合成ツール「Synplify Pro」を採用しOEM供給を受けており、両社の関係は元々深いものがあるが、Intel 22nm FinFETプロセスで実績のあるSynopsysのEDAツールは、同じくIntelプロセスを利用するTabula、Netronomeなどにも採用されている可能性が高い。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.05.21 )