英Pulsicのアナログ専用自動配線ツールをSTARCがミックス・シグナル設計フローで認証
2013年3月26日、カスタムIC向けのレイアウト自動化ソリューションを手掛ける英Pulsic社は、同社のアナログ専用自動配線ツール「Unity Analog Router」がSTARCのミックス・シグナル設計フローで認証された事を発表した。
発表によると、STARCは同社の策定する次世代ミックスド・シグナル設計フロー「STARCAD-AMS」でアナログIPリユース設計手法を確立し、設計期間を半減させる事を目指す中でPulsicのアナログ専用自動配線ツール「Unity Analog Router」を評価。「Switched Capacitor Filter」をモチーフに評価したところ、設計期間を約6割削減することができたという。
「Unity Analog Router」は、2011年にSTARCの「STARCAD-AMS」で認証されたカスタムLSI向け自動配線ツール「UniRoute」をベースに開発されたシェイプ・ベースのアナログ自動配線ツールで、レイアウト設計者による人で作業に近い配線を実現する事が可能。配線の制約や形状をデバイスの配置位置、配置状況から自動的に抽出する機能があり、ユーザーはあらかじめ配線制約を設定する必要がなく、ツールが自動抽出した配線制約を再利用する事ができる。STARCはこれら機能がもたらすTAT削減効果を評価し、「Unity Analog Router」を「STARCAD-AMS」で認証した。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.03.26
)