ARM売上報告、13年1-3月は前年比26%増の2億6390万ドル、13四半期連続で前年増

2013年4月23日、ARMは、2013会計年度第1四半期(2013年1-3月)の売上を報告した。

ARMの2013年Q1の売上は、前年比26%増、前期比0.4%増の2億6390万ドルで過去最高、営業利益は前年比約44%増の8940万ドルだった。売上の内訳を見るとライセンスの売上が前年比約24%増の9490万ドル、ロイヤリティの売上が前年比約32%増の1億4000万ドルだった。前期のQ4に対してライセンスの売上は落としたが、ロイヤリティの売上が増え、結果的に前期を上回る売上を達成した。ARMは2010年Q1より四半期売上の前年増を継続しており、今期で13四半期連続で売上前年増となった。

ARMはこのQ1で計22件のプロセッサ・ライセンスを獲得(前Q4は36件)。その内最も多かったのがCortex-Aプロセッサのライセンスで9件、その他にbig.LITTLE技術の採用に伴うARMv8アーキテクチャー・ライセンス1件、GPU Maliのライセンス3件などが含まれていた。

また、半導体ファウンドリとの各種プロセス・ノード別のプラットフォーム・ライセンスとして40nmプロセスの契約が1件増え、の総数は計100件となった。フィジカルIPであるPOP IPのライセンス契約は2件増え、うち1件は初となるGPU MaliのPOP IPであったという。

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※画像はARM発表資料より抜粋


2013年Q1で出荷されたARM搭載チップの総数は前年比35%増の約26億個で前Q4よりも1億個増えた。その半数以上はモバイルデバイス向けで前年比25%増、組み込み向けは全体の25%で個数としては前年比50%増の伸びを示した。出荷されたプロセッサの個数を種類別で見ると、Cortexシリーズの出荷数が全体の45%に到達し、前期Q4の40%を上回った。

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※画像はARM発表資料より抜粋

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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.04.24 )