AccelleraがIPのトラッキングに関する標準規格「Soft IP Tagging 1.0」をリリース

2013年4月16日、ハード設計/EDA関連規格の標準化組織米Accellera Systems Initiativeは、IPのトラッキングに関する新たな標準規格「Soft IP Tagging 1.0」のリリースを発表した。


Accelleraの策定した標準規格「Soft IP Tagging 1.0」は、チップ設計で用いられるソフトウェアIPにタグ付け行う事で、設計プロセス全体に渡ってソフトウェアIPをトラッキングするためのもので、IPのロイヤリティ管理、バージョン管理、再利用などを目的に作られた規格。チップ設計の現場に加え、半導体ファウンドリー、IPベンダ、EDAツール・ベンダなどの利用が想定されている。

2年前の2011年4月に当時のAccellera内に「IP Tagging Technical Subcommittee」が立ち上げられ、その後規格の策定作業が進められていたが、ようやく最初のバージョンとなる「Soft IP Tagging 1.0」が公開された。

「Soft IP Tagging 1.0」は、オープン・ソース・ライセンスとしてAccelleraのWebページから誰もが無償でダウンロードする事ができる。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.04.18 )