EVメーカーのTeslaがMentorの自動車電気プラットフォーム設計ツール「Capital」を採用

2013年2月26日、Mentor Graphicsは、EVメーカーのTesla Motorsが同社の自動車電気プラットフォーム設計ツール「Capital」を採用した事を発表した。


発表によるとTeslaは、同社の12V電気システム設計の標準ツールセットとしてMentorの「Capital」を採用。「Capital」は既に販売されているTeslaの5ドアサルーン「モデルS」の開発に使用されており、高度な電気システムの開発に貢献したという。

Teslaは「Capital」の採用理由として電気システムのコンフィギュレーション管理機能を挙げており、担当者は「主要サプライヤとのデータ交換の課題を克服できた。」とコメントを残している。

Mentorの「Capital」は、2011年6月にリリースされた自動車電気プラットフォーム設計ツールで、Mentorが長年提供しているハーネス設計ツール「CHS」に加え、電気プラットフォームとしての製品定義に対応する「Capital Level Manager」、顧客の量産カスタマイズに対応する「Capital ModularXC」、エンドユーザーの保守・整備に対応する「Capital Publisher」の3製品で構成されている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.02.27 )