ARMとSynopsysが共同で20nmプロセスでMali GPUをテープアウト

2013年2月27日、ARMとSynopsysは、ARMの「Mali GPU」の性能最適化に関する協業について発表した。


発表によるとARMとSynopsysの両社は、20nm以降のプロセス・テクノロジでARMのGPU「Mali」の性能を最適化するために協業。ダブル・パターニング対応のSynopsysのGalaxyデザイン・プラットフォームとARM Artisanフィジカル IPを用いて、20nmプロセス・テクノロジで「ARM Mali-T658」のテープアウトに成功したという。

今回のテープアウトで使用されたSynopsysの主なツールは以下の通り。

?論理合成ツール Design Compiler
?フォーマル検証ツール Formality
?テスト容易化設計ツール DFTMAX、TetraMAX
?フィジカル設計ツール IC Compiler
?RC抽出ツール IC Compiler
?タイミング解析サインオフ・ツール PrimeTime
?フィジカル検証ツール IC Validator

尚、一部海外メディアの報道によると、ARMの「Mali GPU」の2013年の出荷目標は前年比約60%増の2億4000万個だという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.02.28 )