ARM売上報告、12年10-12月は前年比21%増の2億6280万ドル、12四半期連続で前年増
2013年2月5日、ARMは、2012会計年度第4四半期(2012年10-12月)の売上を報告した。
ARMの2012会計年度Q4の売上は、前年比21%増、前期比23.3%増の2億6280万ドルで過去最高、営業利益は前年比約16%増の約1億2800万ドルだった。売上の内訳を見るとライセンスの売上が前年比約27.5%増の1億600万ドル、ロイヤリティの売上が前年比約19%増の1億3680万ドルだった。ARMは2010年Q1より四半期売上の前年増を継続しており、今期Q4で12四半期連続で売上前年増となった。
最終的にARMの2012年会計年度の売上合計は前年比16%増の9億1310万ドル、営業利益は前年比約20%増の4億3760万ドルだった。
ARMはこのQ4で前Q3を上回る計36件のプロセッサ・ライセンスを獲得。その内最も多かったのがCortex-Aプロセッサのライセンスで15件、その他にサーバーおよびネットワーク・アプリケーション向けのARMv8アーキテクチャー・ライセンス2件、ARMv8プロセッサー・ライセンスが6件含まれていた。 GPU Maliのライセンスは前Q3の倍以上の7件、フィジカルIPのPOP(Processor Optimisation Packs)の契約は5件だった。
※画像はARM発表資料より抜粋
2012年Q4で出荷されたARM搭載チップの総数は約25億個で年間合計は約86億個。うち半数はスマートフォンなどのモバイルデバイス向けだった。Q4で出荷されたプロセッサの個数を種類別で見ると、Cortexシリーズの出荷数が全体の40%となり前期Q3の34%を更に上回った。また、14nm FinFETプロセスの契約が2件、40nmプロセスの契約が1件増え、半導体ファウンドリとの各種プロセス・ノード別のプラットフォーム・ライセンスの総数は計99件となった。
ARMは次期2013年Q1も引き続き好調を維持し、売上は2億5000万ドル前後になると予測している。
※画像はARM発表資料より抜粋
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.02.06
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