UMCがSynopsysの「IC Validator」を28nmプロセスのフィジカル検証ツールとして認定

2012年10月22日、Synopsysは、同社の「IC Validator」がUMC 28nmプロセスのフィジカル検証サインオフ・ツールとして認定されたことを発表した。


UMCは28nmプロセスのリファレンス・フローにおいてSynopsysの配置配線ツール「IC Compiler」と寄生抽出ツール「StarRC Extraction」を既に認定しており、今回新たに「IC Validator」を認定。「IC Validator」は、「IC Compiler」と協調したDRC検証「インデザイン・フィジカル検証」が可能で両ツールをセットで利用するユーザー例は少なくない。

また、「IC Validator」は、DRCで用いるランセットの作成や維持・管理において独自のプログラマブルな言語「PXL」を用いる事で効率化を測っており、UMCは同メリットについても評価。「IC Validator」によって記録的な速さで28nmプロセスのランセットを作成出来たとコメントしている。

尚、UMCは、28nmプロセス向けの組込みメモリやロジックIPの開発でコラボレーションするなど、Synopsysとは強力な協業体制を敷いている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.10.26 )