ARMが新しいキャッシュ・コヒーレント・インターコネクト「CoreLink CCN-504」を発表
2012年10月10日、ARMは新しいシステムIPとして、キャッシュ・コヒーレント・インターコネクト「CoreLink CCN-504」を発表した。
発表によると「CoreLink CCN-504」は、ARM最新のCortex-A15や次世代の64ビット・プロセッサを用いる、ネットワーク・インフラやサーバーなどのメニーコア・ソリューションに対応するための新たなインターコネクトIPで、帯域幅は最大1Tbps、既存の「CoreLink CCI-400」の倍にあたる最大4クラスタ計16個のプロセサ・コアをサポートする。「CoreLink CCN-504」を用いることで、システム内の各プロセッサが他のプロセッサのキャッシュにアクセスできるようになり、ヘテロジニアス・マルチコアおよびマルチ・クラスタCPU/GPUシステムにおけるシステム・コヒーレンシを実現する。
またARMは「CoreLink CCN-504」と合わせて「CoreLink CCN-504」向けに最適化したダイナミック・メモリ・コントローラ「CoreLink DMC-520」を発表。いずれの製品もサンプル出荷は2013年の予定で先行顧客であるLSI社とCalxeda社には既に提供されている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.10.12
)