ARM売上報告、12年7-9月は前年比18%増の2億2930万ドル、11四半期連続で前年増

2012年10月23日、ARMは、2012会計年度第3四半期(2012年7-9月)の売上を報告した。


ARMの2012会計年度Q3の売上は、前年比18%増、前期比7.6%増の2億1300万ドルで営業利益は前年比約22%増の約1億920万ドルだった。売上の内訳を見るとライセンスの売上が前年比約15%増の8340万ドル、ロイヤリティの売上が前年比約25%増の1億2110万ドルだった。ARMは2010年Q1より四半期売上の前年増を継続しており、今期Q3で11四半期連続で売上前年増となった。

ARMはこのQ3で前Q2を上回る計29件のプロセッサ・ライセンスを獲得。その内10件は新規顧客によるライセンス契約であり、29件の契約には次世代 64ビットARMv8アーキテクチャ・ライセンス、ARMv8プロセッサー・ライセンス、現ハイエンドCortex-A15プロセッサー・ライセンスが各1件、GPU Maliのライセンスが3件含まれていたという。また、フィジカルIPのPOP(Processor Optimisation Packs)の契約も4件あった。

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※画像はARM発表資料より抜粋


2012年Q3で出荷されたARM搭載チップの総数は約22億個で、うち半数はスマートフォンなどのモバイルデバイス向けだった。プロセッサの種類別で見ると、前出荷数に対するCortexシリーズの出荷数が計34%と前Q2の30%より4ポイント増えた。また、新たにGLOBALFOUNDRIESが20nmおよび14nm FinFETプロセスにて契約を行い、半導体ファウンドリとの各種プロセス・ノード別のプラットフォーム・ライセンスの総数は計96となった。

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※画像はARM発表資料より抜粋

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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.10.23 )