AMIQの多言語エディタ「DVT」がクロス・ランゲージ対応を拡張

2012年10月25日、e/SystemVerilogも扱えるフロントエンド環境を手掛けるルーマニアのEDAベンダAMIQは、同社のIDE「DVT」の機能強化を発表した。


AMIQの発表によると、今回の機能強化で「DVT」で複数言語を用いたデザイン・プロジェクトを取り扱う事が可能に。「DVT」は元々e/SystemVerilog/Verilog/VHDLの4種の設計および検証言語をサポートしており、複数言語を用いたデザインを扱う事が出来たが、一部の編集およびナビゲーション機能に関しては、そのサポート範囲が単一言語に限定されていた。

AMIQが今回公表した新機能としては、SystemVerilog/Verilog/VHDLの混合ソースにおける言語を跨いだハイパーリンク、デザイン階層のブラウジング、信号トレースなどがあり、例えばあるVerilogの中のモジュール・インスタンスをクリックして、VHDLの定義にジャンプしたりできるという。

AMIQはレガシー・コードと新たな言語が存在する現在の設計を考慮し、引き続きクロス・ランゲージ機能の強化に取り組み続けるとしている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.10.31 )