2012年Q2(4-6月)世界EDA売上は前年比10.8%増の約15億9300万ドル-10四半期連続前年増
2012年10月2日、米EDA Consortiumは、2012年度第2四半期(4月-6月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2012年Q2(4月-6月)の世界のEDA売上総額は、前年比10.8%増、前Q1比3.2%増の15億9300万ドルだった。これで10四半期連続で売上前年比増を達成した。
2012年Q2の売上を分野別に見ると、PCB/MCM、サービス分野が前年割れだったのに対し、CAE、IC Physical Design & Verification、IPの3分野は前四半期に続いて前年比2ケタ増を記録した。
2012年Q2の売上を地域別に見ると、全ての地域で前年比増を記録。中でもアジアその他地域が前年比17.5%増と大きく売上を伸ばした。日本市場は2四半期連続で前年割れを記録していたが、今四半期は前年比1.8%増とかろうじて売上を積み上げた。
2012年Q2時点でのEDA業界の従業員数は28205人で、前期Q1比1.3%増となっている。
2012年Q2の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 6億1840万ドル 12.5%Up
■IC Physical Design & Verification分野 3億2790万ドル 14.3%Up
■IP分野 4億2050万ドル 14.4%Up
■サービス分野 8510万ドル 4.1%Down
2012年Q2地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 7億720万ドル 13.0%Up
■ヨーロッパ 2億6120万ドル 6.0%Up
■日本 2億5860万ドル 1.8%Up
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.10.03
)