Synopsysが配置配線ツール「IC Compiler」をバージョンアップ-ギガヘルツ級デザインへの対応強化
2012年7月19日、Synopsysは同社の配置配線ツール「IC Compiler」の最新版2012バージョンのリリースを発表した。
発表によるとリリースされた「IC Compiler 2012バージョン」には、ギガヘルツ級の高性能デザインを実現するための新機能として、クロック周波数を上げるマルチソースCTS(クロック・ツリー合成)、タイミング最適化機能、強化されたフロアプラン機能、最先端プロセスのメリットを活用できる新たな配置配線アルゴリズムなどを搭載している。
「IC Compiler」のユーザーであるルネサス エレクトロニクスは、早速この「IC Compiler 2012バージョン」の新機能マルチソースCTS(クロック・ツリー合成)を複数の複雑なクロック構造を持つデザインで試したとの事。その結果「我々が目標としていたスキューとレイテンシの目標を容易に達成することができた」とコメントしている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.07.23
)