S2CがXilinx Virtex-7 2個搭載の4000万ゲート対応のプロトタイプ・ボードをリリース

2012年5月31日、FPGAベースのプロトタイピング・ソリューションを手掛ける米S2Cは、新製品「Dual 7V2000T TAI Logic Module」の発売を発表した。
S2Cによると「Dual 7V2000T TAI Logic Module」は、Xilinxの最新の28nm FPGA「Virtex-7 2000T」を2個搭載したSoCプロトタイピング・ボードで、そのデザイン容量は最大4000万ASICゲート。「Virtex-7」を搭載したプロトタイピング・ボードは恐らく現時点で同製品が業界唯一で、単一のプロトタイピング・ボードとしては業界最大のデザイン容量を誇る。
「Dual 7V2000T TAI Logic Module」は、S2Cの製品としては5世代目の製品となるもので、デザイン容量の拡大の他に、プロトタイプのパフォーマンスや信頼性も改善され、リアルテイムにリソースやパワー、クロックをモニタリングするソフトウェアの新機能が用意された他、冷却システムの改善や、ギガビット・イーサネット経由のハードウェア制御などハード面での機能改善も合わせて実施された。搭載されるメモリは 2GBのDDR2メモリと4GBのDDR3メモリでそれぞれ最大800/1333MHzで同時動作可能。既存製品と同じく迅速なプロトタイプ作成のための各種IPが用意される。
「Dual 7V2000T TAI Logic Module」は既に出荷中で受注後8-12週間で納品。今週末から開催の第49回DACでは、その実物が展示される予定となっている。
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※画像はS2C社Web掲載のデータ。
S2C

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.06.01 )