富士通マイクロソリューションズがEVEの「ZeBu」と「ZEMI-3」で高位合成後の検証を1300倍加速

2012年5月15日、ハードウェアベースの検証ソリューションを手掛ける仏EVE社は、同社のエミュレーション・システム「ZeBu」を用いた富士通マイクロソリューションズの顧客事例を発表した。
発表によると富士通マイクロソリューションズは、高位合成ツールを用いたCモデルベースの高位設計フローにEVEのエミュレーション・システム「ZeBu」と「ZEMI-3」コンパイラを適用し、トランザクション・ベースのエミュレーションを実現。アルゴリズムのCモデル検証から高位合成を経て合成したRTLのエミュレーション検証を行う一貫したフローを構築した。実際に同フローを無線回路の設計に適用したところ、既存の論理検証手法と比較して最大1300倍の高速化効果があったという。
同事例に関する詳細は、6月15日(金)に開催予定の日本イヴ社のセミナー「EVE 0-Bug Conference 2012 Summer」にて発表されるとの事。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.05.16 )