Synopsysがハードとソフトで構成するオーディオIPサブシステムを発表
2012年3月27日、Synopsysは、ハードとソフトで構成するオーディオIPサブシステム「DesignWare SoundWave Audio Subsystem」を発表した。
Synopsysの「DesignWare SoundWave Audio Subsystem」は、同社のハードIPコア「ARC 32bitオーディオ・プロセッサ」と各種オーディオ・コーデック・ソフトウェアをベースとしたSoC開発のためのオーディオIPサブシステムで、その開発環境としてバーチャル・プロトタイプ環境とFPGAベースのハードウェア・プロトタイプ環境も用意されている。
※画像はSynopsys提供のデータ
ハードウェア・コンポーネント群としては、DesignWare ARC 32bitオーディオ・プロセッサ、各種標準デジタル・インターフェイス、各種アナログ・コーデックが、ソフトウェア・コンポーネントとしては、Dolby、DTS、SRS Labsなどの各種オーディオ・フォーマットに対応したオーディオ・コーデック・ソフトウェアが用意されており、これら事前検証済のIPコンポーネントと提供されるバーチャル・プロトタイプ環境、FPGAプロトタイプ環境を利用することで、従来数週間要していたオーディオ・サブシステムの構築作業をわずか数時間の単位で完了可能となるという。
「DesignWare SoundWave Audio Subsystem」は既に先行顧客に提供されており、一般顧客へは4月か提供される予定。
※画像はSynopsys提供のデータ
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.03.29
)