CarbonのESL環境「SoC Designer」がArterisのNoCモデルをサポート

2012年3月8日、ESLソリューションを手掛ける米Carbon Design SystemsとSoCインターコネクト設計ソリューションを手掛ける仏Arterisは、バーチャル・プラットフォーム用モデルの供給に関する両社のパートナーシップを発表した。

発表によると両社は、Carbonのバーチャル・プラットフォーム作成環境「SoC Designer」向けにArterisのインターコネクトIP「FlexNoC」のCarbonizedモデルを開発。Carbonは同社のWebポータル「IP Exchange」上で同モデルの供給を開始した。

Carbonの提供するCarbonizedモデルは、バーチャル・プラットフォーム上で使用する100%サイクル精度の高速シミュレーション・モデルで、プロセッサ・モデルを中心に様々なモデルが提供されている。供給されるモデルは当然ながらSoC開発のニーズに則したラインナップとなっており、この程先端SoCでの採用実績を拡大しているArterisのNoCモデルが加わった。

ArterisのNoCモデルは、先日Synopsysのバーチャル・プラットフォーム作成環境「Platform Architect」でもサポートされたばかりで、IPベンダ側もEDAベンダ側も顧客に向けてニーズの高いIPのモデルをいち早くサポートする方向に動いている。


= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.03.09 )