SynopsysのESL環境「Platform Architect」がArterisのインターコネクトIP「FlexNoC」のモデルをサポート

2012年2月15日、SynopsysとArterisは、両社の協業によりSynopsysの「Platform Architect」で使用できるArterisのインターコネクトIP「FlexNoC」モデルの提供開始を発表した。


Arterisの「FlexNoC」モデルは、FlexNoCコンフィギュレーション・ツールが生成するSystemC TLMモデルで、同モデルを取り込むためにSynopsysはPlatform Architect MCO(Multicore Optimization Technology)をエンハンスし、トランザクタや解析モニタに新機能を追加した。これにより設計者は、「Platform Architect」上で「FlexNoC」を用いたシステムのバーチャル・プラットフォームを開発できるようになり、それを用いたシステムのパフォーマンス解析、アーキテクチャ検討などが可能となる。

ArterisのインターコネクトIP「FlexNoC」を採用する企業はこの1?2年で急速に増えており、業界トップ・シェアのESL環境「Platform Architect」が「FlexNoC」モデルをサポートするのは言わば自然の流れ。今後は他のESL環境でも「FlexNoC」モデルのサポートが広がるかもしれないが、まずSynopsysがその先陣を切った形となる。

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※画像はSynopsys社提供のデータ


= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.02.16 )