GLOBALFOUNDRIESがSynopsysの物理検証ツールを28-65nmサインオフツールとして認証
2011年12月8日、Synopsysは、同社の物理検証ツール「IC Validator」がGLOBALFOUNDRIESにサインオフ・ツールとして認証されたことを発表した。
発表によるとGLOBALFOUNDRIESは、Synopsysの物理検証ツール「IC Validator」を同社の28nm、40nm、65nmプロセスのフィジカル・サインオフ・ツールとして認証した。「IC Validator」は2009年にリリースされた「Hercules」の後継となるDRC/LVSソリューションで、配置配線ツール「IC Compiler」とのシームレスな連携による設計を進めながらのインクリメンタルなレイアウト検証や、マルチスレッド技術による複数CPUでの高速化などが特徴。TSMCも40/65nmプロセスでサインオフ・ツールとして認証しているほか、NVIDIAによる採用なども知られている。
物理検証ツールは、Mentorの「Calibre」がデファクト・スタンダードとして強固な牙城を築いているが、配置配線ツール「IC Compiler」のシェア拡大を背景に、Synopsysは「Calibre」ユーザーの切り崩しを狙っている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.12.09
)