OCP-IPがTransaction Generator をエンハンス-DRAMモデルを追加
2011年11月2日、オープンコアプロトコル(OCP)の普及団体OCP-IPは、無償提供している「Transaction Generator」のバージョンアップを発表した。
OCP-IPの提供する「Transaction Generator」は、トランザクション・レベルの抽象的なSWおよびHWモデルからNoC(network-on-chip)向けのトラフィックを生成するNoCのベンチマーク用のSystemCシミュレーターで、OCP-IPの会員/非会員問わず無償で公開されている。
発表によると最新の「Transaction Generator」に「ADM package」と呼ばれるコンフィギュラブルなトランザクション・レベルのDRAMモデルが用意されており、これを用いることでDRAMのディレイを考慮するなど、より正確なシステムのパフォーマンスを表現できるようになり、より現実的なNoCの評価が可能となる。「ADM package」には、マルチメディアおよびテレコム分野向けの9種類の基本セットが予め用意されており、「Transaction Generator」同様、OCP-IPの会員/非会員問わず無償で提供される。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.11.07
)