Aldecが論理シミュレータとエミュレーション・プラットフォームの連携を強化
2011年11月15日、論理シミュレータ他、各種ASIC/FPGA設計ツールを手掛ける米Aldec社は、同社の論理シミュレータ「Riviera-PRO」とエミュレーション・プラットフォーム「HES」の連携に関する機能強化を発表した。
発表によるとAldecは、「Riviera-PRO」と「HES」による協調エミュレーション環境のための新技術「HVD(Hardware Visibility-based Debugging)」を開発。「HVD」は、エミュレーション・プラットフォーム「HES」からインテリジェントにデータを抽出し、「Riviera-PRO」のシミュレーション・データベースに転送する機能で、必要最低限のデバッギング・プローブの設定でエミュレーションを実行しながら「Riviera-PRO」の波形ウィンドウでRTLコードの解析を行うことができる。
「HVD」を利用することで、エミュレータ/シミュレータ間の不要なデータベース変換作業を省くと同時に、通信チャネルにおける帯域幅を最大70%削減することが可能。シンプルな形で論理シミュレータとエミュレーション・プラットフォームを連携させ、効率的なデバッグ環境を実現できるという。
今回発表された新技術「HVD(Hardware Visibility-based Debugging)は、本日よりパシフィコ横浜で開催されるEDSFair 2011 Novにて紹介される予定。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.11.16
)