SynopsysのメモリIP「STAR Memory System」の出荷数が10億チップに到達

2011年9月20日、Synopsysは、同社の提供する「DesignWare STAR Memory System」の出荷数が10億チップに達した事を発表した。
Synopsysの「DesignWare STAR Memory System」は、BIST機能とリペア機能を備える組込みメモリIPで、同社が2010年に買収した旧Virage Logic社が開発した製品。同製品が初めて出荷されたのは2002年で、累計出荷数(搭載チップ数)が10億に達した。
元々単体製品であった「DesignWare STAR Memory System」は、Synopsysに買収された結果、SynopsysのDFTツール「DFTMAX Compression」、「TetraMAX ATPG」と連携して動作可能となり、組込みメモリおよびSoCの欠陥検出能力を更に強化しているほか、2010年11月には、先端プロセス製品で発生するソフト・エラーなどのトランジェント・エラー(一時的故障)に対応する新製品「DesignWare STAR ECC(Self-Test and Repair Error Correcting Codes)」がリリースされている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.09.21 )