Mentor、GLOBALFOUNDRIESの設計フローに対応した最新DFMソリューションを発表
2011年8月31日、Mentor Graphicsは、GLOBALFOUNDRIESの第3世代サインオフ設計フローに対応する最新DFMソリューションを発表した。
発表によるとMentorは、GLOBALFOUNDRIESの設計フローに対応する第3世代のDFMソリューションとして、物理検証ツール「Calibre」製品群のエンハンスと新機能追加を実施した。具体的には、「Calibre」でGLOBALFOUNDRIESの物理検証メソドロジ「DRC+」をサポートしているほか、リソグラフィの正確なモデリングとシミュレーションを行う「Calibre LFD」においてGLOBALFOUNDRIESの28nmおよび20nmプロセスをサポート。その他CMPモデルの改良(28nm対応)や配置配線ツールとのインタラクションの改善などを行った。
GLOBALFOUNDRIESは、物理検証メソドロジ「DRC+」のほかに、チップの製造ばらつきを削減するために「Calibre」のクリティカル・フィーチャ解析(CFA)をベースに開発した解析およびスコアリングメソドロジを提供しており、同メソドロジと「Calibre」製品群を組み合わせて利用すれば、GLOBALFOUNDRIESが認証したサードパーティIPの製造ばらつきを確実に抑えることができるほか、自社開発したIPの製造性についても評価できるという。
GLOBALFOUNDRIESは、新たなプロセス・デザインルールの検証やデザインルール制約が必要なパターンの決定など、テクノロジ開発の早い時期から「Calibre」を使用しており、Mentorとの強固なコラボレーションによって新たなプロセス・テクノロジの製造性向上に取り組んでいる。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.09.01
)