ARM売上報告、11年4-6月は前年比27%増の1億9020万ドル-また売上記録を更新

2011年7月26日、ARMは、2011会計年度第2四半期(2011年4-6月)の売上を報告した。
ARMの2011会計年度Q2 (2011年4-6月) の売上は、前年比27%増、前期(2011年Q1)比2.5%増の1億9020万ドルで前期に続いて四半期売上記録を更新した。営業利益は前年比約50%増の約4570万ドルを計上した。
ARMはこのQ2で新たに29件のプロセッサ・ライセンスを獲得(前Q1では39件)。その内訳の大半は新製品のライセンスで、Cortex-Aシリーズのライセンスが9件、Cortex-Mシリーズのライセンスが12件となっている。
Q2で出荷されたARM搭載チップの総数は前年比約32%増の約19億個で、四半期としては過去最高数。そのうち約11億個はスマートフォンなどのモバイルデバイス向けに、約8億個はコンシューマーおよびクルマ向けに出荷されている。
売上の内訳を見ると、プロセッサ・ライセンスの売上は前年比59%増の5810万ドルで、プロセッサ・ロイヤリティの売上は前年比16%増の8440万ドルとなっている。プロセッサ・ライセンスの売上にはGPU「Mali」の契約も5件含まれている。ユニット出荷数ではARM11とCortexが前期に続き割合を増やし全体の28%となった(前Q1では25%)。
ARMの今期上半期(1-6月)の売上合計は前年比28%増の3億7570万ドルとなっている。
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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.07.27 )