東芝が独MunEDAのアナデジ混在デザイン向けDFYツール「WiCkeD」を採用

2011年6月23日、アナデジ混在デザイン向けDFYツール「WiCkeD」を手掛ける独MunEDAは、同社のツールを東芝が採用した事を発表した。
発表によると東芝は、アナデジ混在デザイン向けDFYツール「WiCkeD」ツールスイートを社内のカスタムIC設計フローに採用。その効果を東芝の浦川氏(株式会社東芝セミコンダクタ社ロジックLSI事業部ロジックLSI 製品設計部部長)は、以下のようにコメントしている。
「(中略)様々なプロジェクトに関してWiCkeDを使うことにより、サイジングプロセスのスピードアップを達成し、回路最適化の時間と工数を減らすことが出来ました。これにより、40nm以下の良質な製品を期限内に提供出来るようになりました。」
「WiCkeD」は、アナログ及びミックスドシグナル回路をターゲットとした回路最適化ツールで、高度な回路構造解析機能により、回路の歩留まり向上と設計におけるサイジング時間短縮を実現できる。AlteraがFPGAの開発に「WiCkeD」を使用しイールド向上を実現している話が有名である。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.06.24 )