Calypto、Power最適化ツール「PowerPro」に新たな解析機能追加、処理速度も倍に

2011年5月26日、シーケンシャル・アナリシス技術でEDA製品を展開する米Calypto Design Systems社は、同社のRTL消費電力最適化ツール「PowerPro」のバージョンアップを発表した。
発表によると、「PowerPro」最新のバージョン5.0では、消費電力最適化のためのより高度なリセット論理の挿入機能が実装されたほか、新たなRTL消費電力解析機能、FSDB(Fast Signal Database)の読み込み機能などが追加された。また、シーケンシャル・アナリシス・エンジンのエンハンスなどにより、既存バージョン比2倍の処理速度を実現した。
これら機能アップとツールとしてのユーザビリティが向上したことにより、「PowerPro」による消費電力最適化作業をマニュアル・モードから完全自動モードへと切り替えるユーザーが増えているという。
※「PowerPro」の最新バージョンは、第48回DACにて同社ブースで展示予定。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2011.06.02 )