TSMCとAtrentaが共同でソフトIPの認証フローを開発-SpyGlassで品質チェック

2010年10月21日、業界標準ツール「SpyGlass」をはじめとしたRTL解析ソリューションを手掛ける、米Atrenta社は、TSMCと共同でソフトIPの認証フローを開発することを発表した。
発表によるとTSMCとAtrentaは、AtrentaのRTLチェックツール「SpyGlass」を用いたシンセサイザブルIPの品質認証フローの構築に着手。具体的には「SpyGlass」の効果的な運用のためのAtrentaが用意しているリファレンス・メソドロジ「GuideWare」のサブセットを両社が共同で定義する。
TSMCは今月5日に新たなソフトIPのアライアンス・プログラムを発表したばかりで、自社のプロセス技術に対するソフトIPの最適化を目指す事を公言していた。
Atrentaも同アライアンス・プログラムのメンバーとして名を連ねており、IPの適合性チェックをその利用例としてうたっている「SpyGlass」の「GuideWare」がTSMCのニーズにはまり、今回の認証フロー開発の動きへと繋がった格好だ。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.10.22 )