MentorとRohde&Schwarzが無線通信SoCのデバッグでコラボレーション
2010年11月22日、メンター・グラフィックスとドイツの電子計測器メーカー大手のRohde&Schwarzは、両社のコラボレーションによる無線通信SoCのデバッグ・プラットフォームを発表した。
発表によると、両社が提供するデバッグ・プラットフォームは、Rohde&Schwarzのテストシステムおよび計測機器とメンターのエミュレーション・システム「Veloce」を組み合わせたもので、ターゲットとなるSoCデザインを「Veloce」上で動かす事で検証・デバッグを加速させるというもの。当然ながらRohde&Schwarzのテストシステムから「Veloce」にアクセスする仕組みが用意されている。
Rohde&Schwarzは、欧州市場を中心にWCDMAやLTEといった無線通信向けのテスト環境を提供しており、今回、チップ化する前のSoC検証の加速に向けてメンターと手を組んだ格好となる。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.11.24
)