韓国HynixがSpringSoftの主力製品「Verdi」と「Laker」を同時に標準採用

2010年10月27日、カスタム設計環境とHDLデバッグ環境を手掛けるSpringSoftは、韓国のHynix Semiconductor社が、同社の「Verdi」と「Laker」を標準採用したことを発表した。
発表によるとHynix Semiconductorは元々SpringSoftの顧客であり、「Verdi」と「Laker」をユーザーとして利用してきた。そんな背景と両ツールの実績を受けて、今回Hynix Semiconductorはデジタル設計向けにデバッグ・ツール「Verdi」を、そしてフラッシュメモリ製品向けにカスタムIC設計ツール「Laker」を標準ツールとして採用した。
Hynix Semiconductorはメモリ分野で強い世界第7位(2009年実績)、韓国第2位の半導体企業。「Verdi」と「Laker」はいずれもSpringSoftの主力製品で、大手による標準採用のインパクトは売り上げ的にも大きいと予想される。
SpringSoftは地の利を生かし、韓国、台湾、中国での実績を伸ばしている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.10.31 )