Atrenta、仏グルノーブルにR&Dセンター開設-低電力化と3D-IC設計の研究に注力

2010年10月18日、業界標準ツール「SpyGlass」をはじめとしたRTL解析ソリューションを手掛ける、米Atrenta社は、仏グルノーブルに新たにR&Dセンターを開設することを発表した。
Atrentaによると、開設するR&DセンターはAtrentaフランス支社の一部として約20名規模で運営される予定で、既にMentorやSynopsysにも在籍経験のあるFahim Rahim Ph.D. を施設の責任者として雇用しており、低電力化と3D-IC設計の研究にフォーカスする計画。
また、Atrentaフランス支社は、CATRENE、Minalogicといった欧州におけるエレクトロニクス関連の研究クラスタにも加盟し活動に参画していく予定だという。
AtrentaはEDA業界の中でもいち早く3D-IC設計ソリューションの提供を表明しており、今年6月のDACでは、ベルギーの研究機関IMECらと共同で3D-Prototypeフローに関するデモを披露していた。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.10.22 )