2010年Q2(4-6月)世界EDA売上は前年比8.7%増の12億2290万ドル-アジアが牽引
2010年10月12日、米EDA Consortiumは、2010年度第2四半期(4月-6月)の世界EDA売上報告を発表した。
EDACの発表によると、2010年Q2(4月-6月)の世界のEDA売上総額は、前年比8.7%増の12億2290万ドル。前期2010年Q1に続いて2四半期連続で前年比増となった。ちなみに前期2010年Q1売上に対しては1.9%減だった。
分野別売上でみると、IP分野の売上が前年比35.3%増と大幅アップ。PCB/MCM分野も12.6%増と好調な売上を示した。唯一サービス分野だけは前年割れとなったが、その他の主要分野はいずれも前年増を記録した。
地域別でみると、アジアその他地域が絶好調で前年比41.7%を記録。前期Q1での前年比32.2%増を上回った。北米、ヨーロッパも前年比増を記録する中、日本市場だけは前年比1%減という結果となっている。
2010年Q2時点でのEDA業界の従業員数は25968人で、前年同時期と比較すると1.3%減、前2010Q1に対しても0.57%減となっている。
2010年Q2の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 4億5880万ドル 2%Up
■IC Physical Design & Verification分野 2億7120万ドル 0.2%Up
■IP分野 2億9980万ドル 35.3%Up
■サービス分野 7400万ドル 4.8%Down
■PCB/MCM分野 1億1910万ドル 12.6%Up
2010年Q2地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 5億1680万ドル 1.5%Up
■ヨーロッパ 2億2660万ドル 6.7%Up
■日本 2億1550万ドル 1.0%Down
■アジアその他地域 2億6390万ドル 41.7%Up
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.10.13
)