STARCがカリプトのメモリ向け消費電力自動最適化ツール「PowerPro MG」を採用

2010年4月12日、シーケンシャル・アナリシス技術でEDA製品を展開する米Calypto Design Systems社は、STARC(株式会社半導体理工学研究センター)が同社の消費電力最適化ツール「PowerPro® MG」を採用したことを発表した。

プレスリリース文 

発表によると、STARCは同社が構築・推奨している設計フロー「STARCAD-CEL Version 4.0」にて、カリプトの「PowerPro® MG」を採用。採用にあたって実施した製品評価では、メモリの動的消費電力を10%削減するという当初目標に対し、40%以上の動的消費電力削減を実現。また、メモリの省電力モード「Light sleep mode」を利用した最適化を行うことで、静的リーク電力を60%以上削減できたという。

カリプトの「PowerPro® MG」は、同社のコア技術「シーケンシャル・アナリシス技術」を利用したメモリ・デザイン向けの消費電力自動最適化ツールで、不要なメモリ・アクセスの削除とスリープ・モードの制御で動的および静的消費電力(リーク)の両方を削減する事が可能。RTLの段階で自動化による大幅な消費電力の削減を実現出来る。

カリプト・デザイン・システムズ株式会社

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.04.12 )