NTTエレクトロニクスが仏ArterisのNoC IPと設計ツールでグラフィックSoCを設計
2010年4月8日、SoCインターコネクト設計ソリューションを手掛ける、仏Arterisは、NTTエレクトロニクスが同社のIPとツールを導入した事を発表した。
発表によるとNTTエレクトロニクスは、ArterisのNoC(Network-on-Chip)IPと設計ツールを利用してグラフィックSoCを設計。Arterisの国内代理店であるイノテックのサポートを受け、他のインターコネクト・ソリューションよりも高いパフォーマンスと設計期間の短縮を実現したという事で、NTTエレクトニクスでは既に他の製品開発においてもArterisのNoCを利用しているという。
Arterisのソリューションは、NoC(Network-on-Chip)を構築するためのIP「Danube IP」と、NoCのアーキテクチャ探索/解析ツール「NoCexplorer」、NoCのインプリメント・ツール(RTL生成ツール)「NoCcompiler」で構成されている。設計者はこれらソリューションを利用する事で、ARM AMBA 3 AXI、ARM AMBA 2 AHB、OCPなど、標準的なプロトコルに対応したNoCを構築可能。ユーザー独自のバスにも対応可能で既存IPも修正する事無くそのまま接続できる。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.04.12
)