シノプシスがバーチャルプラットフォーム用のUSB3.0 TLMモデルをリリース

2010年1月13日、シノプシスは、DesignWare System-Level Libraryの新モデルとして、業界初となるUSB3.0のTLMモデルのリリースを発表した。

プレスリリース文

シノプシスがリリースしたUSB3.0のTLMモデルは、同社のDesignWare SuperSpeed USB 3.0デバイス・コントローラIPとxHCIホスト・コントローラIPをTLM-2.0でモデリングしたもので、当然ながらOSCI TLM-2.0 API仕様に準拠。DesignWare System-Level Libraryが提供しているその他のモデルと同じく、バーチャル・プラットフォーム開発用として提供されるもので、このモデルを用いる事でUSB 3.0インターフェイスを搭載したデザインのバーチャル・プラットフォームの構築を加速できる。

シノプシスは、バーチャル・プラットフォームの開発環境「Innovator」を提供する傍ら、迅速なバーチャル・プラットフォーの構築を実現するSystemC TLMモデルライブラリの拡充に力を注いでおり、汎用性の高いものを中心に各種プロセッサコアモデル、バスモデル、インタフェースモデルなど100以上のモデルを提供中。バーチャル・プラットフォーム構築のベースとなるプリ・アッセンブリ・プラットフォームも用意しており、これら全てのモデルはシノプシスのツール環境に限定されずあらゆるSystemC環境で利用する事が出来る。

日本シノプシス合同会社

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2010.01.13 )