FMSL、ケイデンスの検証ソリューションでSoC検証の生産性/予測性向上を実現
2009年10月14日、ケイデンスは富士通マイクロソリューションズ(以下、FMSL)がケイデンスの「Incisive」検証ソリューションを導入した事を発表した。
発表によるとFMSLは、SoC設計向けの検証プランの策定、管理、およびシミュレーションのために「Incisive」検証ソリューションを導入。同社は元々シミュレーター「Incisive」のユーザーであり、今回の発表は検証のマネンジメント環境「Incisive Enterprise Manager」の導入に関する話がその中心。
「Incisive Enterprise Manager」はケイデンスが2005年にリリースした製品で、全てのIncisiveエンジン、言語、及びカバレッジ・ツールを統合管理する事が可能。検証メソドロジ「OVM」を用いたカバレッジドリブン検証の管理にも対応しており、複雑化するSoCの検証プロセス全体を運用面で効率化する。
FMSLの検証チームは、「Incisive Enterprise Manager」の検証メトリクス生成機能、解析機能といった検証プロセスの管理機能を用いて検証を効率化。メトリクス・ドリブン検証手法と呼ばれる同手法により、検証の生産性の向上、予測性の向上など効果の高い検証を実現できたという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2009.10.15
)