ケイデンスがPCI Express 3.0向けのOVMベース検証IPを発表

2009年10月2日、ケイデンスは、PCI Express Base Specification 3.0 向けの検証IPを発表した。

プレスリリース文

今回ケイデンスが発表した検証IPは、検証メソドロジOVM(Open Verification Methodology)ベースの検証IPで、同社が提供しているIncisive Verification IP製品郡の一つ。OVMベースのSystemVerilogの検証環境で利用可能で、PCI Express 3.0を用いた開発を効率化できる。

ケイデンスによると、現在のところPCI Express 3.0 の検証IPは早期導入者向けのみの提供で、2010年の第一四半期には一般ユーザー向けにも提供の予定。

ケイデンスは、バスおよびインターコネクト、ストレージ、ペリフェラル、コミュニケーションと大きく4つの分野の検証IPを展開中でその数は既に30以上。AMBAバス、PCI、SATA、SAS、USB、Ethernet、I2Cといった一般的な規格は一通り検証IPをラインナップしている。

尚、PCI Expressの検証IPはシノプシスやデナリ、トランスEDA、国内ベンチャーのベリフィケーション・テクノロジーなど複数の企業が製品を提供しているが、OVMベースのPCI Express 3.0 の検証IPを提供しているのはケイデンスだけとなっている。

日本ケイデンス・デザイン・システムズ社

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2009.10.02 )