マグマのインプリ環境「Talus」がパワーフォーマット「CPF」をサポート

2009年4月28日、マグマは、同社のインプリメント環境「Talus」がCommon Power Format (CPF)をサポートする事を発表した。

プレスリリース文
http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2009042701.html

マグマの「Talus」は、「Talus Design」、「Hydra」、「Talus Vortex」によって構成されるインプリメント環境で、これら各ツールと連動するパワー・マネンジメントツール「Talus Power Pro」も用意されている。

低消費電力化のニーズにより登場したパワー制約の記述フォーマットは、ケイデンスが中心となっ標準化を推進しているCommon Power Format (CPF)と、シノプシス、マグマ、メンターが標準化を推進しているUnified Power Format (UPF)の2つの規格が存在している。マグマはこれまでUPF陣営の一員というスタンスを取っていたが、今回のCPFサポートの表明によりCPF/UPF両フォーマットに対応可能な業界唯一のインプリメント環境として「Talus」の売込みを図る。

尚、現在CPFはEDA関連の標準化推進機関米Si2で標準化が進行中。一方のUPFは、同じくEDA関連の標準化推進機関Accelleraの標準フォーマットとして普及が進められている。

※マグマ・デザイン・オートメーション株式会社
http://www.magma-da.co.jp

※Silicon Integration Initiative
http://www.si2.org

※Accellera
http://www.accellera.org

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2009.05.06 )