SpringSoft、UMC65nmプロセス向けの認定PDK「Laker-UMC PDK」を発表
2009年4月27日、カスタム設計環境と論理デバッグ環境を手掛けるEDAベンダSpringSoftと台湾半導体大手のUMCは、UMC 65nmテクノロジに対応したファウンダリ認定済みの「Laker プロセスデザインキット(PDK)」を発表した。
発表された「Laker-UMC PDK」はSpringSoftとUMCがSpringSoftの「Laker Custom Layout を使用して共同開発したもので、両社共通の顧客の特殊設計や最新の製造条件に対応。ミックス・シグナル・モード・テクノロジと低誘電率絶縁体プロセスを含むUMC 65nm CMOSスタンダード・ロジック・プロセスをサポートしている。
同PDKには、ミックスドシグナル、RF CMOS、組込みメモリなどのオプションが用意されており、それらを実装することでユーザーは独自のプロセス・カスタマイズが可能。PDKにはデバイスシンボル、高度に最適化したパラメータ・セル(Laker MCells)、事前認証済みの設計ルールと最新テクノロジーファイルが含まれており、UMCの顧客がオンラインで利用することができるという。
※UMC社
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2009.04.28
)