エスケーエレクトロニクスが新たなFPGA検証プラットフォームを発表

2005年9月、株式会社エスケーエレクトロニクス(京都府・京都市)は、同社の高速ASIC検証ツール Accverinos の新プラットフォーム Accverinos B-10を発表した。

製品詳細:http://www.accverinos.jp/japanese/pro_b10.html

Accverinosは、SoC検証のための国産FPGAプロトタイピング・プラットームで、ベースシステムとモジュールの2段構造になっており、搭載するFPGAを自由に選択する事ができる Accverinos KM-1 が既にリリースされている。

今回発表された Accverinos B-10 は、Accverinosシリーズの機能モジュールM-10と組み合わせる事で、セット当り最大200万ゲートのASIC検証に対応することができる。 また、USB2.0、DDR(最大1Gバイト)、PCIなどのインタフェースを備えており、複数台接続することにより大規模ゲートにも対応することも可能。

主な特徴は以下の通り。

■200pin SO-DIMM DDRメモリ対応
■DDRメモリ最大1Gバイト
■Altera社Stratix?を標準搭載
■FPGA間転送速度は200MHzを保証
■最大ゲート規模は約200万ASICゲート
■標準のPCIボード、およびカスタムボードを接続することで容易に機能拡張が可能
■高速SRAMを16Mbit搭載
■USB 2.0を標準搭載
■複数台接続をサポート
■780本のユーザI/O
■ボード上でゲーテッドクロックを実現

尚、製品の正式な発売は2005年11月を予定している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.09.07 )