NuCORE Technology社、マグマのツールでRTL-to-GDSIIデザインフローを標準化

2005年9月29日、マグマは、イメージ・プロセッサCleanCaptureのメーカであるNuCORE Technology社がBlast Creat、Blast Fusionを含むマグマ社のRTL-to-GDSIIデザインフローで標準化を行ったことを発表した。

プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2005092901.htm

マグマ社の統合されたデザイン・システムによってNuCORE社がこの重要な設計の面積を16パーセント削減し、結果として製造コストとパッケージング・コストを大幅に削減できたことにより、マグマ社のフローの標準化が決定された。

また、設計を最終的なRTLからGDSIIまで行うにあたり、従来のソリューションと比較して設計時間を大幅に削減し、デジタル・カメラやカメラ付電話のようなバッテリーを使用したデバイスにとっては重要な条件であるリーク電流を約20パーセント削減することができたとの事で、NuCORE Technology社の従来のフローでは、ポイントツールをベースにしており、この設計の配線を完成させることはできなかったという。

NuCORE社社長兼CEO、James Chapman氏によると、もともと対象としていたチップのプロジェクトには4人のエンジニアが携わっており、4ヶ月間も投入したにもかかわらず配線を完了させることができなかった。しかし、マグマ社のツールを使用し、設計を完成させるために必要だったエンジニアはわずか2人で済んだという。 更に、設計の見通しを得ることができ、配線や過密問題を解決すると同時に、リーク電流を削減し、設計を一層小さなパッケージに収め、製造コストやパッケージング・コストをかなり削減することができたとしている。

マグマによると、今回、2名のエンジニアによって使用された設計ツールは、Blast Create、Blast Noise、Blast Rail、Blast Power、Blast Fusionの5製品で、わずか7日間でこの設計の配線性を決定することができたという。(プレスリリース要約)

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.10.03 )