フォルテの動作合成とカリプトのフォーマル検証が連携
2005年10月4日、カリプト・デザイン・システムズとフォルテ・デザイン・システムズは、カリプト社のフォーマル検証ツール SLEC とフォルテ社の動作合成ツール Cynthesizer の統合計画を発表した。 SystemCベースのフォーマル検証と動作合成の連携は業界初となる。
プレスリリース:http://www.forteds.com/japan/pdf/news100405calypto.pdf
両社のツールを組み合わせる事により、SystemCを用いる設計者は、動作合成前の抽象度の高いアルゴリズム記述と動作合成後のRTLの等価性を高速かつ正確に検証できるようになる。 SystemCからの動作合成フローにシーケンシャル等価性検証を適応することにより、合成前のSystemCシミュレーションで得られた結果を合成後のRTLをシミュレーションなしに保証することができる。
カリプト社CEO Devadas Varma氏のコメント:
「カリプト社は、SystemCを使用する最先端の設計チームに独自の検証ソリューションを提供しています。フォルテ社との共同開発により、ハードウェア・エンジニアは、上流での検証フローを大幅に向上することができ、システムレベルの設計に確信を持つことができます。」
フォルテ社CEO Jacob Jacobsson氏のコメント:
「この1年半あまりで、SystemCおよびCynthesizerの採用率が世界的に急増しています。Cynthesizer/SLECの統合は、設計者がより抽象度の高い設計へ移行することにより、より完成された設計および検証フローを実現する事ができます。その結果、CynthesizerとSystemCの採用がさらに増えると期待しています。」
(プレスリリース要約)
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2005.10.05
)